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姿勢性症候群

From Pialtes Mastery:マットワーク編
© DrMasato.com, Dr Masato Niizeki, The Pialtes Company 2006-


姿勢性症候群とは、悪い姿勢を継続することによって、身体の関節や靭帯、筋肉などの軟部組織が過度に縮められたり伸ばされたりして起こる、様々な症状の総称です。 ニュージーランドの理学療法士、ロビン・マッケンジー(Robic MacKensie)氏が、首や腰の痛みの種類を原因別に分類した時に使ったPostual Syndromeが語源かと思われます。

マッケンジー(以下敬称略)は、首や腰の痛みを(1)非機械的な要因、と(2)機械的な要因、に大別しました。 前者はさらに、(1-A)感染症や腫瘍、癌などによるもの、(1-B)怪我による炎症によるもの、の二つに分類され、後者は進行の程度によって、(2-A)姿勢性症候群(Postural Syndrome)、 (2-B)機能不全症候群(Dysfunction Syndrome)、(2-C)障害症候群(Derangement Syndrome)の三つに分類されます*。 これによれば、姿勢性症候群は、身体への機械的な要因によって起こる痛みのうち、進行の最も浅いタイプを指すことになります。

姿勢性症候群は、その名が示す通り、悪い姿勢を長時間続けることによって起こります。理想の姿勢から偏った姿勢を続けると、筋肉や関節、靭帯などの軟部組織が引っ張られたり、圧縮されたりします。 姿勢性症候群では、体の動きを検査しても、ほとんどの場合が正常で、激しい痛みが出ることはありません。悪い姿勢を持続した時にだけ、重して不快な感覚が感じられる増す、。 姿勢性症候群では、偏った姿勢によって軟部組織にストレスがかかった状態のことを指し、変形が起こった状態は、機能不全症候群と呼ばれます。 (以下、更新中)

* 筆者の訳です。より正確な訳が見つかり次第、修正します。