姿勢について(1)
正しい姿勢、とうのはどんな姿勢でしょうか。
血液検査であれ、機能検査であれ、検査法には必ず、標準値と言うものが存在します。
本サイトでは、亢重力位、すなわち重力に逆らって立った姿勢での、運動学上、エネルギー効率が最大の、無駄のない姿勢と定義することにします。
上の図で示したように、垂直の重力のラインが、前面では、①左右の足の中間点、②左右の膝の中間点、③足の付け根の中間点(恥骨結合)、
④胸の前の骨の一番下(剣状突起)、⑤左右の鎖骨の真ん中(胸骨柄切痕)、⑥唇の真ん中、⑦まゆ毛の中間点(グラベラ)を、
通過するのが理想的なアライメントです。 同様に、後面では、①左右の足の中間点、②左右の膝の中間点、③お尻の中心点、
④腰の左右の出っ張りの中間点(S2棘突起)、⑤両肩の中間点(T2棘突起)、⑥後頭骨中央を、
横では、①外側のくるぶしのやや前方、②膝のやや前方、③足の付け根横の出っ張り(大転子)、④肩の中心、⑤耳の穴(外耳孔)を、
重力ラインが通過するのが、「正しい」あるいは「理想的な」姿勢というこにとなります。