© DrMasato.com, Dr Masato Niizeki, 2006-
「姿勢性症候群」が増加中--『同じ姿勢』に医療関係者が警鐘」という題の記事が、CNET
Japan・ウェブ版に掲載されました。 「姿勢性症候群」とは、仕事や勉強で、同じ姿勢を継続することで起こる、靭帯や筋肉、関節の異常で、以前から、理学療法士やカイロプラクター等の間で使われてきた言葉です。
肥満や成人病などと同様に、「生活習慣病」のひとつと考えて良いでしょう。警鐘を鳴らすのが少し遅過ぎた感もありますが、こうした記事によって、姿勢性症候群が広く知れ渡るのは良いことでしょう。
エンタプライズ社のマニピュレーション誌の連載(2005年8月号)の中で、「屈曲姿勢症候群」というテーマで、姿勢の問題を取り上げた事があります。屈曲姿勢症候群(Flexed
Posture Syndrome)とは、姿勢性症候群のうち、座る、中腰、肩を丸める、アゴを突き出すなどの、体を前に曲げた(屈曲といいます)姿勢を長く続ける事から起こる姿勢の変化と、
それに伴う様々な障害を指す言葉として、創造しました。2003年には、姿勢の基礎的事項を「臨床で毎日使える図解姿勢検査法(医道の日本社刊)」という一冊の本にまとめました。
また、最近流行りのピラティスが姿勢を正す方法の一つとして大変有効である事から、ピラティスの書籍の制作にも携わっています。
こちらは2006年10月に刊行されます。
このページでは、姿勢性症候群とは何か、その中でも、特に気をつけたい、 屈曲性姿勢症候群とはどんなものか、についてお話ししていく予定です。 時間をかけて、内容を充実させていきますのでご期待下さい。皆さまの姿勢改善、ひいては健康改善のお役に立てれば幸いです。
筆者:新関真人