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www.drmasato.com

臨床で毎日使える
図解姿勢検査法
著:新関真人DC
発行:医道の日本社
ISBN4-7529-3070-6 C3047
定価:4,515円(税5%込み)

図解姿勢検査法・アップデート(12)2007年3月31日(2007年7月1日:リンクの張り忘れを修正しました。)

内容のアップデート

■P.76、86

片足コーディネーションテスト、大腿骨頚角

図解整形外科学検査法のアップデートの中で、関連事項「トレンデレンバーグテスト」について追記しました。こちらをご覧ください。

■P.224

広背筋と姿勢

臨床メモの「緊張性の姿勢筋・・・」を以下のように訂正します。
→「大胸筋、小胸筋など、胸椎の屈曲を亢進させる筋が短縮または過緊張している場合には、広背筋が胸椎の屈筋として働きやすくなる。広背筋は姿勢筋として、短縮または過緊張を起こしやすい性質を備えているため、胸椎が屈曲し肩が前方に引かれ(いわゆる猫背)上肢が肩関節から内旋すると、停止/付着の位置、つまりは筋の作用する点が脊柱屈曲に有利になる位置に移動し、広背筋の短縮または過緊張が良く観察される。」

補足: 広背筋は一般に脊柱の伸展筋と考えられていますが、脊柱が屈曲している時には、脊柱の屈筋となる。腹筋運動でも、大胸筋によって肩が前方に引かれると、広背筋は胸椎の屈筋として上体を床から持ち上げる働きを助けるようになる。特に、外側/前側繊維はほぼ垂直に走っているために、弓の玄を引くと弓が曲がるように、この繊維が縮むと胸椎が(姿勢によっては腰椎〜胸椎)が屈曲するのを助ける。また胸椎が屈曲することで、肩甲骨/肩複合体が胸郭を前方に滑った姿勢となる(図5-30)。以上の解剖学、運動学上による説明に加えて、神経学的にも広背筋の過緊張と、姿勢の変化が説明できる。上位運動ニューロンの障害のバターンの一つとして、赤髄脊髄路(屈曲位亢進)を抑制する下行路の働きが鈍ることによる、肩の内転、内旋、肘の屈曲等の痙性姿勢か見られるが、この時には、大胸筋上腕二頭筋とともに広背筋が痙直している。明らかな病理が無くとも、大脳皮質の機能がわずかに低下することで、同様のメカニズムによって、肩の内転、内旋、肘の屈曲等の姿勢の変化が起こるという仮説がある。